雅楽道友会雅楽器工房|雅楽器販売・修理・笙の洗い替え調律

適当な指穴の位置と内径

by on 1月.29, 2013, under 笛ブログ

去年1年間は笛製作の事で、様々に悩みました。同じように作っているのにと鳴る笛と鳴らない笛が出来上がってくるのです。今までは和音と責音のオクターブ間をきちんととる事だけを目指して作っていたのですが、たまに鳴らないものができるのです。

色々調べた結果、その理由は指穴の位置と内径の太さにある事が分かりました。あまりにも内径が太くなると鳴らなくなるのです。その原理は太すぎて息を入れた時に笛から返ってくる抵抗がなくなるという事なのですが、それには指穴の位置も関係してるのです。指穴があまりに吹口に近い所にあると音を下げて正調にするために内径を広げなければなりません。そのような工程を繰り返していき、l次第に内径が太くなり過ぎると鳴らなくなってしまうのです。従ってとても息の入りのよく正調である笛を作ろうと思えば、適当な指穴の位置と内径を目指さなければならないのです。 

これが解るまで、何本も笛を没にしてしまいました。

                                                    雅楽道友会  藤脇 亮


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